2009/07/24

京成3300形〈3304編成〉

 3300系は1968年から72年にかけて54両が製作された通勤型車両である。普通鋼製車体・非冷房で新製された最後の系列ということになる。
 都営地下鉄1号線乗り入れ規格に準拠した3000系列は、1958年に登場した3000形を皮切りに、3050形、3100形、3200形と順次増備されていったが、現在も残るのは3300形だけになってしまった。
 私は横浜に住んでいてほとんど京成を利用する機会がないため、京浜急行の1000形と同じように、3扉の鋼製車が中心に走っているような気がしていたが、今では3500形以降のステンレス車が主力となり、3400形以外の鋼製車は急行や快速にはもう使われていないようである。
 3300形も2007年度末の段階で32両が在籍するのみとなっている。リバイバルカラーを施している編成もあるが、近いうちに姿を消すことになるのだろう。
【撮影:佐野次郎 2009.7.22国府台駅】