2009/07/12

189系

 189系特急型電車は1975年に信越本線の特急「あさま」用に新製された。183系1000番台に、碓氷峠を通るためにEF63形電気機関車と協調運転を行う設備を付加した形式である。
 特急「あさま」は1997年に長野新幹線が開通するまで、上野ー長野間を結んで活躍した。1990年頃から塗装を変更して、内装をグレードアップした編成も登場した。またJR化後の一時期には横浜線経由で中央本線と横浜を結ぶ特急「はまかいじ」として、根岸線の磯子まで乗り入れていた。
 長野新幹線の開業後は、直接廃車されたり、183系の老朽置き換え用として転配属が実施された。
 写真の編成は田町車両センターに波動輸送用として配属されているもので、183系1000番台も含めて6両編成を構成している。平日の朝のラッシュ時には、田町車両センターに留置されていることが多い。私も通勤途中によく京浜東北線の車中から見かける。
【撮影:佐野次郎 2009.7.12大船駅】