2010/12/05

E233系2000番代(マト1編成)

 東京メトロ千代田線と相互直通運転を行っている常磐緩行線では、203系・207系900番台電車の置換えを目的として、E233系2000番代の新製投入を行っています。
 中央快速線、京浜東北・根岸線、京葉線に投入されたE233系電車はいずれも拡幅車体を採用していますが、2000番台は千代田線の規格の関係でストレート車体を採用しています。客室についてはクリーム系統のカラーデザインとし、また座席幅の460mmへの拡大や座り心地の改善などを図っております。
 主回路はIGBT-VVVFインバータ制御で、主電動機は出力140kwのMT75形を装備しております。高低差のある地下鉄線内での使用条件を考慮して加減速性能は0番台より向上しています。台車はモーター付きがDT71形、モーターなしがTR255形を装備しています。
 写真のマト1編成は2009年5月に東急車輛で完成し、松戸車両センターに新製配置されたものです。代替として1編成だけが在籍していた207系900番代が廃車となり、さよなら運転が行われるなど大いに注目を浴びました。