2011/06/19

リニア・鉄道館ED11 2

 1925年12月に東海道本線の東京ー小田原間、横須賀線の大船ー横須賀間の電化が完成しました。当時はまだ国内で電気機関車を製造することができなかったので、輸入により調達しました。
 写真のED11形はアメリカのGE社で製造されたものです。GEといえばアメリカの代表的な大企業ですね。ビジネスマンや経営学を学んでいる学生の方はジャック・ウェルチの自叙伝などを読んでなじみが深いかもしれません。
 話が脱線しましたが、製造銘板にもGE製であることが明記されています。現在東海道線を走るJR貨物の新鋭機関車やベテランのEF65形に比べるとずいぶんと小柄ですね。それでいて無骨なスタイルです。電気機関車も最初は輸入して、技術を消化して国産化しています。
 写真のED11 2は1922年にGE社で製造したものです。現役時代の最後は国鉄浜松工場の構内入換用に使用されました。
【撮影:佐野次郎 2011.6.9】

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