東武鉄道の浅草といえば、日光や鬼怒川温泉への玄関口というイメージがあります。さすがにJR線こそ通っておりませんが、地下鉄銀座線・浅草線という老舗の2路線が通っていてそれほど不便だとも思えません。
そんな浅草からの看板列車といえば特急「スペーシア」ということになるでしょう。20年以上走っているのにいまだに新鮮さを失っておりません。凄い電車です。また先代の1720系も特急の風格あふれる何とも味のある電車でしたね。
とはいうものの「スペーシア」が走り始めて間もない90年代初めに大学のサークルの合宿が日光で行われ、利用したのが特急料金不要の写真の6050系です。6050系は快速用として活躍していた6000系を野岩鉄道直通のために1986年に大改造したものです。
写真の6174Fは1988年6月にアルナ工機で完成したものです。6000系の改造ではなく完全な新製車両です。2006年には霜取り用のパンタグラフを増設しています。