2011/06/10

リニア・鉄道館MLX01-1

 リニア・鉄道館の展示車両でもっとも目立つのが超電導リニアのMLX01-1であります。超電導リニアとは車両に載せた超電導磁石と地上に設置したコイルの間に生じる磁力で浮上して走るものです。超電導リニアは「鉄道」ですが、もはや別の乗り物という感じがしますね。
 2027年に中央リニア新幹線として品川?ー名古屋間を開業すべく動きだしております。JR東海にとって社運をかけた基幹事業ですね。つい先日も中間駅の候補地が新聞で報じられました。神奈川県では相模原市に中間駅を設けるそうです。
 2003年には、山梨リニア実験線での試験運転で、581km/hという鉄道による世界最高速度を記録しております。
 写真のMLX01-1は1995年に三菱重工業で完成したものです。2005年には実験走行を終了し、愛知万博で展示されました。その後腐食試験に供されたのち、リニア・鉄道館に収蔵されました。
【撮影:佐野次郎 2011.6.9】