もとはED11形と同様、東海道線・横須賀線の電化に備えて輸入された電気機関車の1形式です。ED17形と称しましたが、動力台車の中間に、負荷軽減用の遊車を追加して支線でも走れるようにしました。
この手法はのちにED61形→ED62形でも採用されました。支線はレールが幹線より軽いですから、重い車両は入線できないという理屈ですね。
写真のED18 2は1923年にイギリスのイングリッシュ・エレクトリック社で完成したものです。改造後は飯田線で使用され、1970年代に廃車となりました。
【撮影:佐野次郎 2011.6.9】