2011/11/02

西武鉄道9000系(9103F)

9000系は101系の車体更新車両で、1994年から98年にかけて80両(10両編成8本)が西武所沢車輌工場で製作された。6000系以降の新製車は車両メーカーが行っておりますので、所沢車輌工場で製作された最後の車両で、現在は西武鉄道には車両を製造する機能はありません。
新製した車体は新2000系とほぼ同じ仕様ですが、サービス設備は6000系並みの水準となりました。現状でも車番表記があるためにかろうじて新2000系と識別できますが、遠目には同じような車両に見えます。
制御装置はIGBT-VVVFインバータのVFI-HR1815D、主電動機は出力135kWのEFO-K60、補助電源装置はIGBT-SIVのSVH150-493Aです。台車はFS-372・FS-072、集電装置はPT7116Bを装備しています。
写真の9103Fは、1995年6月に西武所沢車輌工場で完成したものです。2007年10月に制御機器を更新し回生ブレーキを使用できるようになりました。また集電装置もシングルアーム式パンタグラフに換装しています。