2010/07/31

東武鉄道10000系(11003F)

 東武鉄道が8000系に代わる通勤電車として導入したのが、1983年に登場した10000系電車です。最初に東上線に投入され、その後伊勢崎線・日光線でも走るようになりました。
 車体は地下鉄乗り入れ用の9000系に続いて軽量ステンレス製となりました。車内は明るい色調でまとめられています。外観は京王7000系に少しだけ似ていますが、印象としては無骨ですね。
 主回路は界磁チョッパ制御を採用し、回生ブレーキを使用できる省エネ電車となりました。また勾配区間では抑速ブレーキも使用できます。台車は空気バネ式のS形ミンデン台車を採用しています。
 写真の11003Fは1985年10月にアルナ工機で完成したものです。アルナ工機は旧社名をナニワ工機といって路面電車のメーカーとして名高いですね。