井の頭線の主力車両である1000系電車は、1996年1月に営業運転を開始しました。基本的な構造は京王線用の8000系電車をベースにしています。
車体は先代の主力車両である3000系電車と同じく軽量ステンレス製ですが、3000系の18m・3扉から20m・4扉とひとまわり大きくなっています。同じ5両編成とはいっても収容力が増しているわけです。
加速性能は3000系電車と同等の加速度2.6km/h/secとしていますが、主回路をVVVFインバータ制御としたことで、スムースな加速を可能とするとともに乗り心地も改善しています。
写真の1701Fは1995年11月に東急車輛で完成したもので、1000系の第1編成に相当します。アクセントカラーはブルーグリーンとなっています。