私は寝台特急の先頭に立つ機関車といえば、EF65形やEF66形の印象が強いのですが、東京駅に出入りする寝台特急も1994年12月の「みずほ」を最初に次々と削減され、昨年の3月には「富士・はやぶさ」まで廃止されてしまいました。
青函トンネルも工事が国鉄改革の頃に重なり、日本三大なんとか査定などと揶揄されもしましたが、寝台特急「北斗星」は大人気となり、最盛期には3往復が運転されていました。EF81形電気機関車も大いに脚光を浴びました。
写真は91号機が上野ー青森間を常磐線経由で結んでいた寝台特急「ゆうづる」を上野駅まで牽引してから、尾久の基地までバック運転で回送しているところを撮影したものです。「ゆうづる」は最盛期には583系電車も含めて7往復が運転されていました。
【撮影:佐野次郎 1985年頃上野駅】