東急池上線・多摩川線の主力となっているのが1988年から1991年にかけて製造された1000系電車です。東横線・大井町線で活躍している9000系電車を一回り小さくしたような外観をしています。
1000系は当初東横線~営団日比谷線の直通列車に使用されていた7000系電車の置き換えに充当されました。当時は中目黒から日吉まで1時間に4本直通列車が運転されていました。
1991年から目蒲線に投入されたのですが、それまで目蒲線・池上線には緑色の旧形電車が走っていました。現在では旧目蒲線の多摩川ー目黒間は東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線に直通する近代的な車両が走っていますので隔世の感がいたします。
写真の1012Fは1990年に目蒲線への転用を考慮した1000N系として1990年9月に東急車輛で完成したものです。その後編成を組み替えて3両編成になっています。