2022/07/20

小田急電鉄2000形(2052F)

2000形は1994年度から2001年度にかけて三次にわたって72両(8両編成9本)が製造されたもので、各停を中心に使用されています。1000形の改良型ともいうべき車両で、8両編成で4M4Tとなっています。
車体は1000形と正面デザイン、幅2.860mmが同じステンレス製ですが、側扉の幅は乗降時間短縮を目的として1.600mm幅となり、正面貫通扉の車号標記が大きいなどの相違点が見られます。また車体の帯は新製当初はロイヤルブルーでしたが、2012年にインペリアルブルーに変更されました。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のMAP-178-15V50、主電動機は出力175kWのMB-5061-A、補助電源装置はINV205-D0です。台車はSS143/SS043、集電装置はPT7113-B、冷房装置はCU195Eを装備しています。
写真の2052Fは1995年3月に川崎重工で完成したもので、2000形の1次車に相当します。2009年度から行先表示をフルカラードットLED式に換装、2010年度から袖仕切り大型化など客室設備改善が行われ、その他、集電装置のシングルアーム式パンタグラフへの換装、客室内照明のLED化、TASC搭載などが行われています。

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