2022/07/03

東急電鉄5050系(5162F)

東急電鉄5050系は、2004年度から8000系を置換えて使用電力量・騒音・振動の低減を図るために導入されました。2002年の田園都市線5000系、2003年の目黒線5080系に続く5000系の導入でした。5000系の設計コンセプトは「人と環境に優しい車両」で、機器の集約による軽量化などによって走行時の騒音を低減させています。
車体はステンレス製で、先頭部はFRP成形品としています。東横線用としてラインカラーを桜色とし、定員増を図るため車体幅は2.798mmと拡幅しております。客室内は暖色系でまとめられています。また車内案内表示装置を装備しています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のVFI-HR2820B、主電動機は出力190kWのTKM-99、補助電源装置はIGBT-SIVのINV-146-Bです。台車はTS-1019A/TS-1020A、集電装置はPT-7108B、冷房装置はCU708/HRB504を装備してます。
写真の5162Fは2006年8月に東急車輌で完成したものです。窓周りの仕上げは艶消し、スカートは初期型、網棚は網式など5050系としては比較的初期に属する仕様となっています。10両編成の導入により、8両編成を示すステッカーを掲示するようになりました。

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