2022/07/12

小田急電鉄1000形(1081F)

1000形の最終増備となった1992年度に唯一の8両固定編成である1081Fが製造されました。200kVAの大容量のIGBT-SIVであるINV095-B0を編成中に2台搭載しているなど仕様の相違点があります。
10両編成から2両を抜いた4M4Tの8両編成で、車種記号も10両編成に準拠したものでした。小田急線内のみで使用し、併結運転はないため先頭車に電気連結器の装置はありませんでした、また扉上部の情報案内装置の半数を路線図式として、一般的なLEDによるスクロール表示するタイプと千鳥式に配置していました。
制御装置はGTO-VVVFインバータ制御のMAP-184-15V15、主電動機は出力175kWのMB-5026-A、補助電源装置はIGBT-SIVのINV095-B0です。台車はFS534/FS034、集電装置はPT7113-B、冷房装置は集約分散式のCU195Cを装備していました。
写真の1081Fは1993年2月に川崎重工で完成したもので、1000形の6次車に相当します。2020年6月で営業運転から外れ、2020年7月に6両が廃車となりました。サハ1181・1381は1055Fからの3両、1255Fからの5両と組み合わせて10両固定編成の1097Fに組み込まれ、1197・1297に改番されました。中間に入る制御車を付随車に置き換える形になりました。

過去の記事から
小田急電鉄1000形(1097F)
https://sanojiro.blogspot.com/2021/12/10001097f.html

0 件のコメント:

コメントを投稿