2022/07/15

東急電鉄7000系(7104F)

東急電鉄7000系は、2007年を製造初年とする池上線・多摩川線用の18m車で、新製当初からワンマン運転を行っています。5000系列をベースにした軽量ステンレス製の車体や電装品を装備しています。
前頭部のみFRP製ですが、丸みを帯びた独自のデザインとなっています。内装は木目調で、好ましい意匠となっています。バリアフリー対応という意味合いもあり、1-2人掛けとなっていますが、車端部には9000系以来久々にクロスシートを装備しています。
7000系が装備している制御装置SVF091-A0は、1C4MのVVVFが2群とSIV1群で構成される3インバータ装置になっています。冗長性を高めるためにデュアルモードVVVFとなっていますので、SIVが故障しても走行可能となっています。
写真の7104Fは2008年8月に東急車輛で完成したものです。7000系の中でも初期に製造された編成の特徴の一つとして、窓周りの外板が艶消し仕様になっています。2014年度に室内灯と前照灯のLED化が実施されました。