2022/07/05

東京地下鉄2000系(2107F)

東京地下鉄2000系は02系の更新用として2018年度から導入されているのです。5M1Tの6両編成で、永久磁石同期電動機や片軸操舵台車などの最新技術を積極的に取り入れつつ、車体を丸の内線伝統のスカーレットとサインウェーブで包んだ新しくも懐かしい電車だといえるでしょう。
車体はアルミ合金製のダブルスキン構体で、先頭形状を丸みを帯びた形状としています。客室内は化粧板・床ともに赤系統の色調でまとめています。腰掛は片持ち式のバケットシートで、各扉上に17インチの液晶画面3個による案内表示器を設置しています。
制御装置はSiC-VVVFインバータ制御のSVF109-B0/AVF113-A0、主電動機は出力150kWの永久磁石同期電動機MM-S4A、補助電源装置はSiC-SIVのNC-GBT140Bです。台車はSC108、集電装置はTC-26、冷房装置はRPU6038、車両制御情報管理装置TISを装備しています。
写真の2107Fは2019年5月に日本車両で完成したものです。2000系は198両(6両編成33本)が在籍しています。導入開始時には2022年度までに6両編成53本を投入する予定とされていましたが、コロナ禍による乗客減の影響でペースダウンしているようです。

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