2022/07/17

東京地下鉄17000系(17184F)

17000系は約45年間使用されてきた7000系の代替を目的として導入した車両で、特に8両編成は相互直通先の東急東横線でも頻繁に見ることのできる車両です。有楽町線・副都心線用としては10000系以来約15年ぶりの新型車両であり、時代の先駆けとなるような新技術を取り入れています。
車両制御情報管理装置(TIS)に加えて、車両情報監視・分析システム(TIMA)を導入しています。これは利用客への車両情報の提供や遠隔での車両状態のモニタリングや車両のメンテナンス性の向上を目指して導入されたものです。
TISによってモニタリングした各機器のデータを無線によって伝送し、データセンターを経由して車両基地や指令所などから遠隔で車両の状態を確認することができます。故障発生時の原因特定の迅速化や故障の予兆検知・機器類の寿命診断、検査の深度化・効率化などの効果が期待されています。
写真の17184Fは2021年8月に近畿車両で完成したものです。17000系は10両編成が日立製作所、8両編成が近畿車両で製作されています。10両編成の投入は既に完了し、8両編成も既に17194Fまで完成し、残り1編成の完成を待つだけになっています。

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