2022/07/04

横浜市交通局3000A形(3311F)

横浜市交通局3000A形は3号線(現在のブルーライン)新横浜ーあざみ野間の路線延長に対応する輸送力増強車両として、1992年から93年にかけて42両(6両編成7本)が製造されたものです。
車体は3扉の軽量ステンレス製で、前面は「く」の字形状に深く傾斜させた丸みのある流線形としています。車内の配色は明るい暖色系でまとめられました。乗務員室後部の座席は高齢者優先席となるクロスシートになっています。
制御装置はGTO-VVVFインバータ制御のMAT-148-75V32、主電動機は出力140kWのSEA-331、補助電源装置はSVM120-483Bです。台車はボルスタレス台車のSS-124/SS-024、冷房装置はRPU-4001R、列車制御管理装置YTMを装備しています。
写真の3311Fは、1993年3月に東急車輛で完成したものです。2005年2月に東急車輌でワンマン化改造(運転台変更・ATO取付)を行い3000A形となりました。後継となる4000形が2023年度までに48両(6両編成8本)導入されることになっていますので、本編成も置換え対象となるものと思われます。