2022/07/25

E233系3000番代(ヤマU623編成)

E233系3000番代は、E233系の近郊形バージョンとして2007年度にE217系の機器更新を行うための予備車確保を目的として東海道線に1編成が導入されました。その後211系の置換用として増備され、E231系1000番代と並んで上野東京ライン・湘南新宿ラインの主力形式となっています。
近郊仕様のため、10両の基本編成中に2両の2階建てグリーン車を組み込んでいます。また基本編成の4両、付属編成の2両の腰掛をセミクロスシートを採用しています。普通車の車内案内表示装置は2段式LEDとし、側扉は半自動機能を備えております。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC90、主電動機は出力140kWのMT75、補助電源装置はIGBT-SIVのSC86Bです。台車はヨーダンパ付きのDT71/TR255系、集電装置はPS33D、冷房装置はAU726/AU729系、列車情報制御装置TIMSを装備しています。
写真のヤマU623編成は2012年9月に新津車両製作所(グリーン車のみ川崎重工)で完成し、高崎車両センターに新製配置されたものです。2015年3月に小山車両センターに転属しています。