2022/07/11

小田急電鉄1000形(1253F)

小田急1000形は、1987年度から92年度にかけて160両(ワイドドア車を除く・4両編成19本・6両編成6本・8両編成1本・10両編成4本)が新製されました。9000形の後継として地下鉄千代田線に乗り入れることも可能な仕様で設計されています。
車体は軽量ステンレス製で裾絞り形状となっています。車体幅は千代田線の乗入れを考慮して2.860mmとなっています。客室内は腰掛モケットがワインレッド(シルバーシートはブルー)、化粧板はベージュ系と暖色系の色調でまとめられています。
制御装置はGTO-VVVFインバータ制御のMAP-184-15V15、主電動機は出力175kWのMB-5026-A、補助電源装置はGTO-SIVのINV023-A0です。台車はFS534/FS034、集電装置はPT7113-B、冷房装置はCU195Cを装備しています。
写真の1253Fは1989年2月に川崎重工で完成したもので、1000形のの2次車に相当します。地下鉄千代田線乗入れ対応車両でしたが、現在では地上線専用となっています。2022年度の5000形の増備(10両編成3本)による置換え対象に含まれるものと思われます。