相模鉄道12000系は、相鉄グループが推進している「デザインブランドアップロジェクト」による20000系に続く第二弾の新製車両です。JR線との相互直通運転に使用するため2019年から2020年にかけて60両(10両編成6本)が製造されました。
車体は軽量ステンレス製ですが、総合車両製作所のsustinaをベースにしているため、平滑な仕上がりになっています。そのためYOKOHAMA NAVYBLUEの塗装も非常にきれいです。室内は20000系同様にグレートーンでまとめていますが、拡幅車体でより広くなっています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のST-SC85A1、主電動機は出力140kWのST-MT75、補助電源装置はIGBT-SIVのST-SC91です。台車はST-DT71/ST-TR255系、集電装置はPT-7103E、冷房装置はST-AU726A-G4、列車情報装置はTIMSを装備しています。
写真の12105Fは、2019年9月に総合車両製作所で完成したものです。12000系は2019年4月から相鉄線内で営業運転を開始しました。2019年11月からJR線との相互直通運転に使用されています。