2022/07/08

E131系500番代(コツG-12編成)

E131系500番代は相模線で電化開業以来使用されてきた205系500番代の置換を目的として導入されたもので、2021年度に48両(4両編成12本)が製造されました。ワンマン運転用の設備を備えています。また相模線では分割・併合運転を行わないので、自動解結装置は装備していません。
車体は軽量ステンレス製で、客室部はE235系、乗務員室部はE129系を基本とした構造です。客室内はオールロングシートでトイレの設備はありません。シートのカラーは相模川の流れや湘南の海をイメージしたブルー系のツートンカラーになっています。ドア上の17インチLCD案内表示器・防犯カメラは千鳥配置になっています。
制御装置はSiC-VVVFインバータ制御のSC123A、主電動機は出力150kWのMT83、補助電源装置はIGBT-SIVのSC124です。台車はDT80/TR273系、集電装置はPS33H、冷房装置は50.000kcal/hの能力を持つAU737系、情報装置はMON25を装備しています
写真のG-12編成は2022年1月に総合車両製作所新津製作所で完成したものです。G-11編成とともに線路状態監視装置を搭載し、車号は580番代となっています。E131系500番代は2021年11月から順次営業運転を開始し、2022年3月のダイヤ改正までに205系500番代の置換を完了しました。