2022/07/26

E233系1000番代(サイ110編成)

E233系1000番代は京浜東北・根岸線で使用していた209系0番代を置換え、保守の効率化や輸送障害の対応を図ることを目的として導入されたものです。10両編成で209系の4M6Tから輸送障害を局限するため6M4Tの構成に変更しています。
車体は軽量ステンレス製の拡幅車体で、床面高さを1.130mmとしてホームとの段差を小さくするようにしています。腰掛は路線カラーの青色のモケットを採用した片持ち式のバケットシートです。また側扉上に設置した情報提供装置は17インチの液晶2画面となっています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC85A、主電動機は出力140kWのMT75、補助電源装置はIGBT-SIVのSC86Aです。台車はDT71/TR255系、集電装置はPS33D、冷房装置はAU726系、列車情報制御装置TIMSを装備しています。
写真のサイ101編成は2008年2月に川崎重工で完成したものです。2015年8月にホームドア対応改造、2017年12月に前照灯のLED化を完了しております。その他室内灯のLED化、セキュリティカメラの設置が行われています。