2022/08/05

小田急電鉄1000形(1062F)

小田急の通勤電車といえば、アイボリーに青帯、前面スタイルは「小田急顔」というのは、今となっては昔の話で、いまではステンレス製の銀色の電車がほとんどとなっています。
小田急の通勤電車で初めてステンレス製の車体を採用したのが、1988年に登場した1000形です。各駅停車の8両編成化による輸送力増強と、営団地下鉄千代田線乗り入れ用の9000形の置換えを目的として導入された電車です。
1000形は最初に地上線専用の4連が登場し、各駅停車で走り始めました。1000形の窓配置は8000形と同じで、戸袋窓や妻窓も設けらています。車内の構成は、8000形の後期形に準じたものとなっております。
写真の1062Fは1989年11月に東急車輌で完成したもので、1000形の3次車に相当します。千代田線乗入れに対応した設備を持っていましたが、4000形の登場により地上線専用となりました。長期間営業運転から離れておりますが、5000形の増備により廃車となるものと思われます。

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