2022/08/11

東急電鉄5000系(5101F)

東急電鉄5000系は、2002年度から2008年度にかけて導入されたものです。田園都市線に180両(10両編成18本)、東横線に32両(8両編成4本)が導入されました。環境対応・バリアフリー・標準化による導入コストの削減が特徴といえると思います。
5000系の車体は軽量ステンレス製で、先頭部はFRPとなっています。以前の車両よりも床の高さを40mm下げてホームとの段差を縮小しています。客室内は青系統の色調でまとめられ、片持式のバケットシートを採用しています。15インチ液晶モニタによる案内装置も設けました。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御で、補助電源装置はIGBT-SIVを採用しています。主電動機は190kWの誘導電動機です。台車はTS-1019A/TS-1020Aを装備しております。空調装置は52.500kcal/hの能力を持つ屋上集中式です。
写真の5101Fは2002年4月に東急車輌で完成したものです。5000系による8500系の置換えは当初の構想よりも少数に変更されたようで、現在2020系による置換えが進んでおります。長期間多くが活躍した田園都市線の8500系の活躍も最終章に近い状態です。