2022/08/13

東京地下鉄17000系(17187F)

有楽町線・副都市線では7000系180両(10両編成6本・副都心線のみ8両編成15本)を大規模改修のうえ、継続して使用してきましたが、より高品質な輸送サービスを提供することを目指して17000系に代替することになりました。
車体はアルミ合金によるダブルスキン構体です。運転台にはモニタ表示器3面を備えており、左が計器類、中央がTISモニタ、右が予備となります。室内の配色はモノトーンを基調としており、背ずりや吊手にラインカラーを用い、床と腰掛の座面は濃い色で構成しています。
制御装置はSiC素子適用VVVFインバータ制御のVFI-HR4420E、主電動機は出力205kWのMM-S5C、補助電源装置はSiC素子適用SIVのNC-GAT240Dです。台車はボルスタつきモノリンク台車FS781、集電装置はPT7174-B、冷房装置はCU7627を装備しています。
写真の17187Fは2021年10月に近畿車両で完成したものです。17000系は2022年5月に最終編成となる17195Fが営業運転を開始し、長期間使用した7000系の代替が完了しました。8両編成は後半の投入となり、2021年5月の搬入開始以来、ハイペースでの置換え完了となりました。