2022/08/10

小田急電鉄2000形(2054F)

2000形は1000形をベースとしながら最新技術の導入と軽量化・メンテナンスフリー化を促進した改良形式で、1994年度から2001年度に3次にわたって72両(8両編成9本)が製造されたものです。
車体は1000形と同じく幅2.860mmの裾絞り形状の軽量ステンレス製です。側扉の幅は1.600mmと広めにとってあります。腰掛は座面が深めのバケットシートを採用し、赤系統のモケットとなっています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のMAP-178-15V50、主電動機は出力175kWのMB-5061-A、補助電源装置はIGBT-SIVのINV205-D0です。台車はSS143/SS043、集電装置はPT7113-B、冷房装置はCU195Eを装備しています。
写真の2054Fは2000年10月に東急車輛で完成したもので、2000形の3次車に相当します。3次車では側窓が遮光ガラスとなり、カーテンが省略されました。2054Fは2600形でVVVF制御・8両固定編成化された2668Fから捻出した制御装置・主電動機を転用しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿