3000形は代々木上原ー登戸間の複々線化完成や各停10両化の推進に伴い、製造年次の新しい6両編成・8両編成に新製中間車を増結して10両固定編成への編成組替が行われました。6両編成からは3090番代が5本、8両編成からは3080番代が7本組成されました。
新製された中間車は2006年度に製造された8次車に準拠し、車体の強度向上が図られています。また腰掛を区分するための握り棒の形状や、床の側扉付近を警戒色化するなど細部の改良も行われています。
制御装置はIPM-VVVFインバータ制御のMAP-198-15V115/MAP-198-15V116、主電動機は出力190kW全密閉外扇式のMB-5123-A、補助電源装置はIGBT-SIVのINV146-E0です。台車はTS-1026/TS-1027、集電装置はPT7113-B、冷房装置はCU710、TIOSを装備しています。
写真の3083Fですが、まず8両が3663Fとして2005年12月に日本車両で完成しました。3663Fは3000形の6次車に相当します。増結用のデハ3433・サハ3383の2両が2019年2月に川崎重工で完成し、3663Fを編成組替・番号変更することで3083Fが組成されました。