2022/08/23

東京地下鉄13000系(13112F)

13000系は東京メトロ日比谷線で使用していた03系の置換えを目的として、2016年度から2020年度にかけて308両(7両編成44本)を導入したものです。ホームドアの導入を踏まえて、車体長20m車体の4扉車7両編成となりました。
アルミ製でダブルスキン構体を採用しています。室内は化粧板を白系統、妻部は淡い木目調、床面を紺色としています。腰掛は片持ち式で座席幅460mmのバケットシートを採用しています。側扉上部に設けた車内情報案内装置は17インチワイド3画面です。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のMAP-214-15V284/MAP-214-15V286、主電動機は出力205kWの永久磁石同期電動機MM-S5B、補助電源装置はSIVのNA-GAT-185Aです。台車はSC-103形操舵台車、集電装置はPT-7174A、冷房装置はCU7623、車両制御情報管理装置TISを装備しています。
写真の13112Fは2017年9月に近畿車両で完成したものです。相互直通運転先の東武鉄道の70000系と同時期に導入され、操作性と事故対応力の向上を目的として、主要装置と機器取り扱いの共通化に注力した車両でもあります。