2022/08/09

東武鉄道50070系(51077F)

50070系は東京地下鉄副都心線直通用の派生形式です。副都心線ではワンマン運転を行うため、ATOやワンマン運転用の設備が必要で運転台のレイアウトが変更されています。副都心線内にはホームドアを設置するため、停車時の位置関係から先頭車の車体長を50000系よりも130mmほど延長しています。
50000系列ではビード等突起のない無塗装のアルミ車体に、前頭部などにシャイニーオレンジをアクセントとして配しています。室内の配色は白をベースとして、床材をグレーのツートンカラーにしています。また座席は一人当たりの幅を460mmとした片持ち式のバケットシートです。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のVFI-HR2820F/VFI-HR1420L、主電動機は出力165kWのTM-03、補助電源装置はIGBT-SIVのINV146-G0です。台車はTRS-03M/TRS-03T、集電装置はPT-7112-A、冷房装置はRPU-15005、車両情報制御装置ATIを装備しています。
写真の51077Fは、2012年1月に日立製作所で完成したものです。2011年度に製造された51076F・51077Fでは車内案内表示を従来のLED式から17インチLCDに変更し、各扉上に設置しました。また50070系では多様な列車種別に対応するため新製当初から種別・行先表示をフルカラーLED式としています。

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