2022/08/30

東京都交通局5300形(5307編成)

都営浅草線の5300形電車は1991年3月の北総開発鉄道との相互直通運転開始を契機として導入された車両です。開業以来使用していた5000形の後継となる車両で、冷房化により大きなサービス改善となりました。
車体はアルミ合金製で全面に塗装を施しており、かつ丸みを帯びたデザインになっています。腰掛はバケット式のロングシートです。またスクロール式案内表示器・車椅子スペースを備えています。
制御装置はGTO-VVVFインバータのTINV-1、主電動機は出力165kWのTDK6115-A、補助電源装置はD-Dコンバータです。台車はボルスタ付空気ばね台車のKD302/KD302A、冷房装置はTCL-1Aを装備しています。
写真の5307編成は、1992年6月に日本車輌で完成したものです。2019年11月に廃車となりました。後継となる5500形の増備も既に完了しており、216両(8両編成27本)が製造された5300形も5320編成1本を残すのみになっています。

0 件のコメント:

コメントを投稿