東横線の9000系は大井町線への転属が進んでおりますが、写真の9008Fも2010年11月30日で東横線での営業運転を終了し、長津田工場で大井町線転属工事を進めています。
ところで私は9000系が切妻の角ばったデザインになっているのはコストダウンのためだと思っていましたが、それだけではなく床面積を有効に活用して客室面積を拡げるためでもあるそうです。
また貫通路が東急の電車では初めて片側に寄せてありますが、これは運転台のスペースを拡大するためです。運転台の機器配置は田園都市線用の8500系に準じたものとしていますが、表示灯のLED化など改良を加えています。
9008Fは1988年8月に東急車輌で完成したものです。大井町線への転用に伴い、中間車3両が廃車となります。