都電荒川線の8500形電車は、都電が荒川線だけになってから初めて新規に製造された電車です。1992年から93年にかけて5両が製造されました。
当初の計画では7000形と7500形をすべて置き換えることを考えていたようですが、結局は実現しませんでした。
そうはいってもVVVFインバータ制御を採用した新形の電車が実際に走っているわけですから、それはそれでよろこばしいことです。
都電には戦後5500形や6500形といった高性能電車がデビューしましたが、路線の整理が始まるとすぐに廃車になってしまいました。8500形には末永く活躍してほしいものです。