2011/01/29

京浜急行電鉄1000形(1421編成)

 近年の新しい通勤電車は、同じような銀色の電車がほとんどとなっております。それでもまだ首都圏の電車は、設備の更新が順調に進み恵まれていると思います。かつては私鉄王国といわれた関西圏の民鉄では80年代に比較すると明らかに車両更新のペースがダウンしています。
 そんな中で京浜急行は卓越した電車を世に送り出していると思います。2002年から走り始めた新1000形は出色ですね。快特用の2100形をそのまま3扉・ロングシートにしたような電車です。シートの座り心地にも素晴らしいものがあります。近年の通勤電車では珍しく座席の奥行きが深いです。
 2005年に製造された新1000形の3次車は外観こそ1.2次車と変わりませんが、大きな仕様変更を行っています。モーター付き車両の比率を高めて雨天時の乗り心地改善を図ったり、安全対策を強化しています。またIGBT-VVVFインバータ制御となり、音階のような起動音ではなくなりました。
 写真の1421編成は2005年3月に川崎重工で完成したものです。当初行先表示は方向幕でしたが、現在ではLEDに換装されています。