東武鉄道100系電車は特急「けごん」「きぬ」に使用されていた1720系電車の置換えを目的として、1990年から91年までに54両〈6両編成9本〉が製造されました。「スペーシア」の愛称は一般公募から決定したものです。
車体は軽量化と遮音化のため、アルミ製となっています。東武鉄道の看板列車にふさわしく、個室やビュフェなど特別な設備が設けられています。一般客席も含め東武ホテルを手掛けたデザイナーが監修しました。
主回路はGTO-VVVFインバータ制御を採用しました。最高速度は130km/hに向上しました。また100系は6両編成の全車両がモーター付きの車両となっています。
写真の109Fは1991年7月に東急車輌で完成したもので、100系の最終編成に相当します。100系は既に20年前後走っている電車ですが、いまだに陳腐さを感じることはありませんね。