西武鉄道新2000系電車は、1977年に新宿線用として登場した2000系をベースにして、車体デザインの変更を加えて1988年から92年にかけて製造された電車です。2000系・新2000系をあわせると436両となり、西武鉄道では最多両数となっています。
2008年から製造されてから20年程度を経過している新2000系を対象として、バリアフリー化工事が行われています。車内の更新のほか、パンタグラフのシングルアーム化、空調設備の交換や安全装置の増設などを実施しております。
車内は化粧板、座席、袖仕切りなどが一新されるとともに、先頭車両に車椅子固定用のスペースを新設しています。車内に関しては最新型の30000形電車に近付いているといえるでしょう。また戸袋窓は埋められています。
写真の2077Fは1991年6月に東急車輌で完成したもので、池袋線で使用されました。一時期新宿線に転属していましたが、2009年12月に東急車輌でバリアフリー化工事が完成するとともに、池袋線に復帰しています。