ブルーの帯が正面でつながっていたり、床下機器が台車以外なかったり、また片側の運転台の機器がなかったりしますが、保存状態は決して悪くはありません。大事に保存されている電車だと思います。
横浜市電1500形は1951年に日立製作所で20両が製作されました。主電動機は出力25kWのTDK-526A形4基、台車は軸梁式の防振台車である日立KL20形を装備しています。
1500形は滝頭、麦田、生麦車庫に新製配置され、横浜市電のほぼ全路線で活躍しました。1960年代終盤にワンマンカーに改造され、ほぼ全車両が横浜市電の全廃まで活躍しました。
【撮影:佐野次郎 2011.1.22】