2022/06/06

209系500番代(ミツC509編成)

209系500番代は103系の置換えを目的として170両(10両編成17本)が1998年から2000年にかけて中央・総武緩行線に投入されました。10両編成で4M6Tとなっていました。山手線からのE231系500番代の転入により、2019年6月に中央・総武緩行線からの転出が完了しました。
車体は軽量ステンレス製で、定員増を目的として車体幅は2.950mmの拡幅車体を採用しました。先頭部は白色とし、識別帯は黄色5号です。座席はセパレートタイプとなっています。車内の配色は0番代と同様の寒色系です。
制御装置はGTO-VVVFインバータ制御のSC41C、主電動機は出力95kWのMT68A、補助電源装置はGTO-SIVのSC37Bです。台車はDT61D/TR246L、集電装置はPS28B、冷房装置は42.000kcal/hの能力を持つAU720Aを装備しています。
写真のミツC509編成は1999年3月に新津車両製作所で完成したものです。2007年3月に側窓の一部開閉可能化、2009年2月に改良型スカートに交換しました。8両が2018年10月に武蔵野線転用改造・機器更新を行いケヨM83編成となりました。サハ209 535・536は2018年8月に廃車となりました。