京浜急行電鉄2100形は1998年から2000年にかけて2000形の後継車両として80両(8両編成10本)が製造されました。保守面を考慮して主回路機器を更新し、引き続いて機能性・快適性の向上を図るため車体更新工事が行われました。
車体更新時にドア上に設けられたLEDスクロール式の車内表示器が17インチワイドのLCD式車内案内情報装置に換装され、視認性・情報量が大きく向上しています。あわせて運転台に車上情報管理装置を設置し、乗務員支援機能の拡充を図っています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のATR-H4190-RG6008A、主電動機は出力190kWのTDK6163-A、補助電源装置はIGBT-SIVのNC-WAT150Cです。台車はTH-2100M/TH-2100T、集電装置はPT-7117-A、冷房装置はCU71Gを装備しています。
写真の2125編成は1998年10月に東急車輌で完成したもので、2100形の2次車に相当します。2010年6月に主回路機器をシーメンス製から東洋電機製に交換しました。2016年3月に車体更新を完了しています。