小田急電鉄では長年の悲願であった代々木上原ー登戸間の複々線化が2018年3月に完成して以来、10両貫通編成を増やしてきました。快速急行や急行だけでなく、各停にも10両編成が使用される姿をよく見かけるようになりました。
新形の4000形・5000形もすべて10両貫通編成ですし、3000形についても6両編成・8両編成に中間車を増備して10両固定編成があわせて12本も組成されました。去る3月のダイヤ改正ではさすがに輸送力の調整が行われ、町田以西の急行は6両編成が増えているようです。
80年代・90年代の小田急では急行は相模大野で箱根湯本行きと片瀬江ノ島行きに分割され、本厚木まではラッシュ時でなくても混雑していたような印象があります。現在は快速急行があり、さすがに急行の分割・併合はありませんが、乗客には一部とまどいがあるようです。
写真の3087Fは、2005年7月に川崎重工で完成した3000形の5次車に相当する3659Fに、2019年10月に川崎重工で完成した3387・3437を組み込んで、編成組替・番号変更したものです。5次車は新製時からLCD式車内案内表示装置を全側扉上に装備しています。