常磐快速線用のE231系は2002年4月から2004年2月までに265両(10両編成17本・5両編成19本)が新津車両製作所で製造され、103系の取替を完了しました。2015年には上野東京ラインの開業による所要増により20両(10編成2本)が転入しています。
常磐快速線用のE231系は基本編成10両と付属編成5両により最大15両編成を構成するのが特徴で、自動解結装置と電気連結器を装備しています。また全車が4扉車です。前頭部は白色となり、識別帯は青緑と黄緑の2色となっています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC60B、主電動機は出力95kWのMT73、補助電源装置はSC62Aです。台車はDT61/TR246系、集電装置はPS33B、冷房装置はAU725Aを装備しています。
写真のマト111編成は2003年2月に新津車両製作所で完成したものです。2017年6月に長野総合車両センターで機器更新を完了しております。ちなみに2015年1月に転入してきたマト118編成は2020年8月に武蔵野線へ転出しました。