2022/06/18

東京地下鉄18000系(18102F)

東京地下鉄18000系は、約40年間にわたって半蔵門線で使用している8000系を代替し、安全性・安定性を高め輸送サービスの品質を高めるために2021年から導入しているものです。8000系が6000系・7000系と兄弟車両であったように、17000系と兄弟車両であるといえるでしょう。
車体はアルミ合金によるダブルスキン構体で、床面の高さを8000系の1.200mmから1.140mmに下げてホームとの段差縮小を図っています。識別帯は半蔵門線のラインカラーであるパープルを2色配しています。ホームドアの高さを意識して車体上部にもカラーを配置しています。また新製当初からセキュリティカメラを装備しています。
8000系は初めてボルスタレス台車を本格的に採用しましたが、18000系の台車はモノリンク式ボルスタ付き台車FS-781形を装備しています。これには地下鉄線内の低速・急曲線区間と相互直通先における直線・高速走行区間での走行安定性を高める目的があります。また8000系は先頭車は自連を装備していますが、18000系では密着連結器を装備しています。
写真の18102Fは、2020年12月に日立製作所で完成したものです。2021年度には18000系は40両(10両編成4本)が導入されましたが、2025年度までに190両(10両編成19本)を導入する予定になっています。

過去の記事から
東京地下鉄17000系(17101F)
https://sanojiro.blogspot.com/2021/06/1700017101f.html
東京地下鉄18000系(18101F)
https://sanojiro.blogspot.com/2021/10/1800018101f.html

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