2022/06/12

東京地下鉄17000系(17185F)

有楽町線・副都市線では7000系180両(10両編成6本・副都心線のみ8両編成15本)を大規模改修のうえ、継続して使用してきましたが、より高品質な輸送サービスを提供することを目指して17000系に代替することになりました。
車体はアルミ合金によるダブルスキン構体です。前面は丸みを帯びたデザインで10000系とも少しニュアンスの違う仕上がりです。車内設備に関しては腰掛にクッション性の高い金属バネを採用したことで座り心地が改善されています。
制御装置はSiC素子適用VVVFインバータ制御のVFI-HR4420E、主電動機は出力205kWのMM-S5C、補助電源装置はSiC素子適用SIVのNC-GAT240Dです。台車はボルスタつきモノリンク台車FS781、集電装置はPT7174-B、冷房装置はCU7627を装備しています。
写真の17185Fは2021年8月に近畿車両で完成したものです。東急東横線では8連の車両は、東急5000系・5050系、横浜高速鉄道Y500系など限られていますので、17000系の8連の増備が進んだことで頻繁に見られる車両になっています。