2012/02/25

117系近郊型電車

117系近郊型電車は、京阪神・中京地区の快速列車用として1979年から1986年にかけて製造されました。快速列車に使用されていた153系急行形電車を置き換えました。
車体は普通鋼製で両開き2扉・座席は転換クロスシートを採用し、急行形電車に近い水準の車内設備となりました。車端部の化粧板が濃い木目調なのが印象的でした。
走行機器は実績のある機器で揃えた非常に手堅い構成となりました。その方が長持ちする電車になるような気がします。ほぼ同じ構成の185系特急形電車も長寿命ですね。
国鉄からJR東海には72両(4両編成)が継承されましたが、既に313系電車による置換えが進んでおり2013年までには全廃されることになっております。
【撮影:佐野次郎 1992.10.9 豊橋駅】