2022/04/11

205系(クラH14編成)

横浜線の205系の特徴は、1994年12月のダイヤ改正から26編成に6扉車を組み込んだことです。山手線で使用されていたサハ204形を設計変更したサハ204形100番代を26両製作し、増結により8両編成となりました。
205系ですが、既に209系が新製されていた時期でもあり、側扉の形状や車内外の標記類は209系と同様になっていました。台車についても205系本来のTR241系から209系と同様のTR246系に変更されました。冷房装置はAU722を装備しました。
ラッシュ時に収納できる折り畳み式ロングシートはサハ204形基本番台と同様ですが、TVモニタは省略されました。また新たに車椅子スペースが設けられていました。荷物棚の形状も使い勝手を考慮して変更されました。
写真のクラH14編成は、1988年12月に近畿車両で完成し蒲田電車区に新製配置されたものです。2号車のサハ204-114は1994年11月に近畿車両で完成したものです。1996年12月に大船電車区(現:鎌倉車両センター)の配置となりました。2014年8月に廃車となり、インドネシア譲渡となりました。