EF200形電気機関車は、東海道・山陽本線の高速大量輸送を目的として開発されたもので、1.600t貨物列車を牽引して10‰の上り勾配区間を90km/h以上で運転できる牽引性能を持っていました。平坦区間においては120km/hの最高運転速度の能力を持っていました。
老朽機関車の取替の必要もあり、1990年6月に試作車の901号機が完成し、営業運転を含めた試験のあと、量産車20両が1992年から93年にかけて製作されました。VVVFインバータ制御をはじめとした多くの新技術が採用されました
制御方式はPWM方式電圧形インバータ制御、主電動機はFMT2A×6、ブレーキ方式は発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキです。台車は両端がFD3A、中間にFD4Aを装備しています。重量は運転整備状態で100.8tに達します。
写真の18号は1993年4月に日立製作所で完成し、新鶴見機関区に新製配置されました。1999年4月に全車が吹田機関区に転属しました。2019年3月にEF200形は全機運用を離脱しましたが、18号機が最終運行に充当されました。
過去の記事から
EF200形(2号)
https://sanojiro.blogspot.com/2019/12/ef2002.html
EF200形(13号)
https://sanojiro.blogspot.com/2010/02/ef20013.html