2022/04/13

小田急電鉄8000形(8065F)

小田急電鉄8000形は省エネルギー化・長寿命化、保守性の向上などを目指して導入されたものです。1982年から87年度にかけて7次に渡って160両(4両編成・6両編成16本ずつ)が製造されました。
車体修理によって室内も改修されており、腰掛はセミバケット化され、握り棒なども活用して着席区分を明確にしています。ドットLEDスクロール式の車内案内表示装置も装備しています。車体外部に目を転じますと戸袋窓は残っていますが、行先表示はLED化されています。
制御装置はIPM-VVVFインバータ制御のMAP-198-5V115A、主電動機はMB-5123-A、補助電源装置はIGBT-SIVのINV095-H1です。台車はFS516B/FS-016、集電装置はシングルアーム式のPT7113-B、冷房装置は10.500kcal/hのCU195B(1両につき4台)を装備しています。
写真の8065Fは1987年10月に日本車両で完成したもので、8000形の7次車に相当します。客室内の配色は新製当初から暖色系となっていました。2011年12月に車体修理と機器更新を完了しています。