2022/04/20

小田急電鉄5000形(5056F)

小田急電鉄5000形は、2018年3月に完成した代々木上原ー登戸間の複々線化完成後はじめて導入された新型通勤電車です。「より広く、より快適に」をキーワードとして、魅力のある鉄道車両に仕上がっています。
軽量ステンレス製の車体は、スピード感のある前面デザインが目を引きますが、レーザー溶接工法を採用したことによって平滑に仕上がった側面も良い印象です。室内についてはフローリングをイメージした床面や、袖仕切り・荷棚をガラス製にしたことにより、より広く・快適だと感じられるものになっています。
列車情報管理装置はN-TIOSと呼ばれる次世代型に進化し、運転や保守・情報案内と幅広く活用されます。データの伝送系統も二重化し、信頼性も高めています。また客室内への防犯カメラや空気清浄機の装備も新形車両ならではです。
写真の5056Fは、2021年3月に川崎重工で完成したものです。2022年1月現在で5000形は90両(10両編成9本)が在籍しています。快速急行・急行のほか、各停などにも使用されています。