2022/04/08

東京地下鉄8000系(8104F)

半蔵門線用の8000系は、1980年度から1994年度にかけて190両(10両編成19本)が導入されたものです。2015年度に全編成の大規模修繕と制御装置更新が完了しました。2021年度から後継となる18000系の導入が始まり、営業運転を外れる編成が出ています。
車体は6000系・7000系の延長線上にあるアルミ車体ですが、前照灯の形状や縁取りをしているのでよりシャープな印象を受けます。側窓は一段下降式です。車内はアイボリー系の色調でまとめられ、明るい印象となりました。
製造当初の制御装置は7000系で採用されたAVFチョッパ制御を改良し、サイリスタ素子の冷却をフロン沸騰方式としたものでした。また主電動機は7000系と同じく160kWをM車1台につき4機装備しました。またボルスタレス台車(SS101)を装備しました。
写真の8104Fは、8104~8404・8904・8004の6両編成で1981年3月に近畿車両で完成、8504・8804は1981年9月に東急車輌で完成したものでいずれも1次車に相当します。8604・8704は1994年8月に日本車両で完成したもので7次車に相当します。2010年11月に大規模修繕と制御装置更新を完了しております。